アトピーとステロイドについて

アトピーというとステロイドを使用しますが

このステロイドというのはどういったものなのか


ステロイドとは副腎皮質ホルモンで、もとは

副腎で作られるものです。



副腎には髄質と皮質が存在し髄質はストレスや

怒りを感じると、アドレナリンを放出したり

血圧を上げたり、血管を収縮させる機能を持っています。


一方、皮質はグルココルチコイドというホルモンを

放出しています。




グルココルチコイドが強力な「抗炎症作用」と

「免疫抑制作用」を持っています。



このグルココルチコイドを人工的に合成させ

効果を何十倍にも強くしたものがステロイド外用薬です。


ステロイド外用薬は皮膚から急速に浸透するため

即効性も高いのが特徴です。




ステロイド外用薬は、細胞に直接作用して細胞の

エネルギー代謝を変化させることにより炎症を抑える

「抗炎症作用」と、アレルギーを引き起こすT細胞の

働きを抑えるとともに、炎症の原因となるヒスタミンを

放出するマスト細胞の働きも抑えることによって、

炎症の原因を根本から断ってしまう「免疫抑制作用」の

2つの働きで、アトピー性皮膚炎の症状を強力に抑える

という事でアトピーによく使われているのですが


では
副作用はないのか？

次の項でお話します。

アトピーにステロイド外用薬を使用する目的と副作用について１、症状が重い場合の火消しの役目２、軽快時の症状の維持この２点が主な役割ですがステロイド...